昔から日本の家づくりに使われてきた漆喰は、5000年前のエジプトのピラミッド内の壁画やレオナルドダビンチの「最後の晩餐」の下地にも使われていました。 | |
左官で仕上げる漆喰塗りは手のかかる作業だが、建物を丈夫にし防音の点でも優れています。又、表面の模様もコテでいろんな模様を付けることができ、イタリア、フランスなど西洋を始め世界中で使用されています。 現在これほど漆喰を使わない国は、合理主義になってしまった日本とアメリカくらいかもしれません。 |
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漆喰も無垢の木と同様、空気中の水分を吸収するため、壁面に結露がしにいカビの発生しない健康的な建材の一つです。 |
● 成分と科学的な効果
漆喰の原料は石灰(炭酸カルシウム)を焼いて生石灰にし、水を吹きかけた消石灰が漆喰です。消石灰はカルシウムと水素と酸素でできており、人に優しい成分元素です。
[化学式]
CaCo3→Co2+CaO , CaO+H2O→Ca(OH)2
漆喰には空気を浄化する作用があり、ホルムアルデヒドなどの揮発性?化学物質を分解か吸着する働きがあるともいわれ、漆喰仕上の建物に移られた方でアトピー皮膚炎の症状が軽くなったなどの体験談も誌上で紹介されています。
[化学式]※漆喰がホルムアルデヒドを食べるとしたら
Ca(OH)2+HCHO→CaCO3+2H2